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毎日の習慣

人付き合いが減ったと感じたら。つながりの保ち方

人付き合いが減ったと感じたら。つながりの保ち方
イラスト:サエコさん(冴える習慣ラボ)

定年を迎えた、子どもが独立した、親しかった人が遠くへ引っ越した。特別な出来事がなくても、人と会う機会は年々静かに減っていきます。そして減ったことに気づくのは、たいてい後になってから。今回は、人とのつながりについて公的な調査が何を示しているかを眺めながら、無理なく続けられる工夫を考えてみます。

「直接会って話すことが全くない」人は9.3%

内閣府(内閣官房 孤独・孤立対策担当室)が実施している「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」の令和6年調査では、孤独感について次のような結果が示されています。

  • 「しばしばある・常にある」…4.3%
  • 「時々ある」…15.4%
  • 「たまにある」…19.6%

合わせると、約4割の人が程度の差はあれ孤独感を感じている、ということになります。

同じ調査では、**同居していない家族や友人たちと直接会って話すことが「全くない」と答えた人が9.3%**という数字も出ています。おおよそ10人に1人です。

年齢のせい、とは限らない

意外に思われるかもしれませんが、孤独感が「しばしばある・常にある」と答えた人の割合が高いのは、20歳代(7.4%)と30歳代(6.0%)でした。つまり、これは年を重ねた人だけの話ではありません。

歳をとったから人付き合いが減った、と考えると気持ちが沈みがちです。けれど実際には、生活の形が変わるたびに、誰にでも起こることのようです。役割が変われば、会う相手も変わります。それだけのことだと考えると、少し肩の力が抜けるかもしれません。

「参加した人」と「しなかった人」の差

内閣府「令和7年版高齢社会白書」には、社会活動への参加と生きがいに関する数字が載っています。

何らかの社会活動に参加した人のうち、生きがいを「十分感じている」または「多少感じている」と答えた人は84.6%。いずれの活動にも参加しなかった人では**61.6%**で、その差は23.0ポイントでした。

ただし、この数字は「参加したから生きがいを感じるようになった」と証明するものではありません。もともと元気な人が参加しやすい、という関係もあり得ます。数字は方向を示すヒントであって、答えではない——そのくらいの受け止め方がちょうどよいと思います。

同白書によれば、何らかの学習活動に参加している人は28.4%。内容の内訳は、家政・家事(料理・裁縫など)12.0%、芸術・文化10.6%、パソコンなどの情報処理10.4%となっています。趣味の教室だけでなく、料理やパソコンといった実用的な学びも入口になっているようです。

身近な「通いの場」を知っておく

つながりを保つといっても、いきなり新しい友人を作るのは骨が折れます。そこで知っておきたいのが、地域にある**「通いの場」**です。

厚生労働省の「通いの場の課題解決に向けたマニュアル」では、通いの場は年齢や心身の状態等によって高齢者を分け隔てることなく誰でも参加できる活動の場と説明されています。目的として、社会参加の促進、住民による互助の創出、地域力の向上などが挙げられています。

同マニュアルによれば、運営の担い手は住民団体が70.5%、住民個人が18.0%。つまり、行政の施設というより、近所の人が集まって続けている場が大半です。活動内容でいちばん多いのは体操(運動)で全体の半数以上を占め、ほかに会食、茶話会、趣味活動、農作業、生涯学習、多世代交流などがあります。

「どこにあるのか分からない」という場合は、お住まいの市区町村の高齢者福祉の窓口や、地域包括支援センターで教えてもらえます。広報紙の後ろのほうに一覧が載っていることもあります。

今日からできる小さな工夫

大きく生活を変える必要はありません。ハードルの低いものから並べてみます。

  • 「用事のついで」に会話をひとつ足す:買い物のレジ、病院の待合室、宅配の受け取り。ひと言だけで十分です
  • 定期の予定をひとつだけ持つ:週に1回でも「行く場所」があると、生活にリズムが生まれます
  • 誘う側にまわってみる:誘われるのを待つと機会は減ります。返事がすぐ来なくても、断られたとは限りません
  • 一緒に歩く:向かい合って話すより気楽で、話が途切れても気になりません
  • オンラインも数に入れる:短い電話やメッセージのやりとりも、立派なつながりです
  • やめた集まりに戻ってみる:新規開拓より、かつて通っていた場所のほうが再開しやすいものです

歩きながら話すことについては、デュアルタスクとは?歩きながら頭を使う習慣の始め方でも触れています。

また、「人の名前がすっと出てこないのが気まずくて、集まりが億劫になる」という声もあります。名前が出てこない仕組みについては人の名前がすっと出てこないのはなぜ?加齢と記憶の仕組みにまとめました。誰にでも起こることだと分かっていれば、会話の途中で「ごめん、名前が出てこない」と言いやすくなります。

まとめ

  • 孤独感を感じている人は約4割。直接会って話すことが「全くない」人は9.3%
  • 孤独感が強いのは若い世代にも見られ、年齢だけの問題ではありません
  • 社会活動に参加した人の84.6%が生きがいを感じていると答えています(因果を示すものではありません)
  • 地域の「通いの場」は住民団体が主な担い手。市区町村の窓口や地域包括支援センターで探せます
  • 誘う側にまわる、定期の予定をひとつ持つ。小さく始めるほど続きます

つながりは、たくさん持つより、細くても切れないほうが心強いものです。今週、ひとりだけ思い浮かべて連絡してみる。そこから始める方法もあります。


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当サイトでは、生活習慣とあわせて、毎日の食生活で選ばれている食品素材にも注目しています。私が続けているもののひとつが、ホタテ由来のプラズマローゲンを含むサプリメント「プラズマローゲン PQQ Plus」です(広告)。プラズマローゲンは体内に広く存在するリン脂質の一種です。毎日の習慣づくりの選択肢のひとつとしてご紹介します。

※サプリメントは医薬品ではありません。体調に不安がある方は医師にご相談ください。


参考にした情報

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